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おかねの節目

定年と年金

年金の繰り下げは何歳からが得?増え方と受け取る合計が並ぶ年齢

年金の受け取りを遅らせる繰り下げは、1か月ごとに0.7%増え、75歳まで遅らせると84%増えます。70歳と75歳から受け取ったときに、65歳から受け取った合計に並ぶ年齢を、厚生労働省の増え方の決まりで計算します。

おかねの節目 編集部

合同会社HSコンサルティング編集方針

公開
更新
制度と数字の最終確認
2026年11月2日

先に答え

年金の受け取りを65歳より遅らせると、遅らせた1か月ごとに0.7%増え、75歳まで遅らせると84%増えます(出典1)。

  • 70歳から受け取ると42%、75歳からだと84%増えます(出典1)
  • 税と社会保険料を考えない単純な計算では、70歳から受け取った合計は約82歳で、75歳から受け取った合計は約87歳で、65歳から受け取った合計に並びます(当サイトの計算)
  • 50歳以上のねんきん定期便には、70歳と75歳まで遅らせたときの見込み額が載っています(出典2)
60歳65歳70歳75歳原則

何か月遅らせると何%増える?

繰り下げで増える割合は「0.7% × 遅らせた月数」です。遅らせられるのは66歳から75歳までの間で、1952年4月1日以前に生まれた人は70歳までです(出典1)。

受け取りを始める年齢遅らせた月数増える割合
66歳12か月8.4%
68歳36か月25.2%
70歳60か月42%
72歳84か月58.8%
75歳120か月84%

(出典1の0.7%の決まりから当サイトで計算)

反対に、60歳から64歳の間に早めて受け取る「繰り上げ」は、早めた1か月ごとに0.4%減り、60歳からだと24%減ります。1962年4月1日以前に生まれた人は、1か月ごとに0.5%減ります(出典1)。

受け取る合計が並ぶのは何歳?

65歳から年180万円を受け取れる人で計算します(当サイトの計算。税と社会保険料、物価に合わせた額の変わり方は入れていません)。

受け取りを始める年齢1年の額65歳から受け取った合計に並ぶ年齢
65歳180万円―
70歳255.6万円(42%増)約82歳
75歳331.2万円(84%増)約87歳

70歳から受け取ると、65歳から受け取った人に5年分の900万円の差をつけられた状態から始まり、1年に75.6万円ずつ差が縮まって、約11年11か月で並びます。75歳からなら、10年分の1,800万円の差を1年に151.2万円ずつ縮め、約11年11か月で並びます。

この年齢より長生きすれば遅らせたほうが合計は多く、短ければ65歳から受け取ったほうが多くなります。実際の手取りは、増えた分にかかる税と社会保険料で少し変わります。

遅らせる前に確かめること

  • 遅らせている間の生活費:給料や貯え、退職金で、受け取らない間の生活費をまかなえるかを先に確かめます
  • 家族の年金との関係:配偶者の年金や、ご家族の働き方との関係は、年金事務所でご家族の状況に当てはめて確かめてください
  • 見込み額:50歳以上のねんきん定期便で、70歳と75歳まで遅らせたときの見込み額が分かります(出典2)

よくある質問

Q. 繰り下げは何歳から何歳まで選べますか

A. 66歳から75歳までの間で、月の単位で選べます。1952年4月1日以前に生まれた人は70歳までです(出典1)。

Q. 繰り下げると一生その額ですか

A. 繰り下げで増える割合は、受け取りを始めた月の時点で決まります(出典1)。実際の額は、毎年の年金額の改定で変わることがあるので、届く通知で確かめてください。

Q. 繰り上げと繰り下げは、どちらが得ですか

A. 受け取る合計は、何歳まで受け取るかで変わるので、どちらが得とは決められません。受け取らない間の生活費をまかなえるかと、健康と家族の状況から考えるのが出発点です。

出典と確かめた日

  1. 出典1厚生労働省「年金制度の仕組みと考え方 第11 老齢年金の繰下げ受給と繰上げ受給」2026年11月2日に確認
  2. 出典2日本年金機構「ねんきん定期便(50歳以上の方)の見方」(令和6年度送付分・PDF)2026年11月2日に確認

記事の作成に AI を使っています。制度と数字は、出典の公的な資料と突き合わせて確かめています。制度は変わることがあります。手続きの前に、出典の窓口でご確認ください。

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記事は一般的なしくみの説明です。ご家族の収入や時期に当てはめると、決め方が変わることがあります。

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